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「チャーリーとチョコレート工場」は良、「タッチ」は学芸会レベル… [映画いろいろ]

監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター

「シザーハンズ」「エド・ウッド」「スリーピーホロウ」に続く、ティム・バートン&ジョニー・デップ4度目のコンビ作品である。
ひとことで言うといかにもバートンらしい、色彩美豊かな映画だなぁ~って感じ。
正直な所、ストーリー的な深みだとか、主人公たちの心の葛藤と言った要素はあるにはあるんだけど、かなり薄いというか、小手先感は否めない。

まあ、「エド・ウッド」以外の作品の全てそんな感じだし、バートンの作品の最大の楽しみどころは「映像」であるから、作品としての深みは気にしないのが重要。

兎に角ね、今回も美術、色彩、画面構図等の映像面はホントに、「流石、バートン!」って感じで見てるだけで楽しくなっちゃいます。
特にチョコレート工場で繰り広げられる様々な美術設計はホントに見事で、映画ならではのイマジネ
ーション豊かな表現となっている。

そんな色彩豊かな美術に負けず劣らず、アクの強い表現を見せたのが、ご存知ジョニー・デップ。
もうね、この映像に絶えられる俳優は彼しかいないね、きっと。
あのちょっと白塗りで歯茎ボーン、さらに奇妙なオカッパ頭でのいでたち、マジで素晴らしい!

児童文学の映画化ですので、話は至ってシンプルと言うか、かなりベタではありますが、バートン&デップの味付けで、大人でも十分に鑑賞に堪えうる作品になっております。
ご家族揃ってご鑑賞されてはいかがでしょうか?

オススメ度:★★★☆☆

監督:犬童一心
原作:あだち充
出演:長澤まさみ 、斉藤祥太 、斉藤慶太 、RIKIYA 、平塚真介

駄目なんだろうなぁ~、っと思ってはいたけど、ホントに駄目だった。。。
何ていうのかな、ホリプロ主催の「堀越学園 秋の大学芸会」って感じ。

もうね、キャストの芝居がマジでヤバイ。
劇団ひまわりの子役の方がまだマシなのではないだろうか?

特にヒドイのが、斉藤祥太&斉藤慶太の双子兄弟。
要所要所に双子ならではの息のあったやりとり、さり気無いシーンでの会話では実兄弟ならではの自然な感じはあったけどね、全体を通してみるとちょっとありえないレベルだなぁ。

斉藤兄弟とは逆に、長澤まさみちゃんはそれなりに頑張っていたとは思う。
私は別に彼女の大ファンではないので、贔屓目なしに見てもそこそこ良かったんじゃないでしょうか
「タッチ」といえば「南ちゃん」って位にヒロイン南ちゃんの存在は重要で、そんな究極のヒロインをナチュラルによく表現していたと思う。
つーか、あんなカワイイマネージャー、ホントにいたらいいよなぁ~、っと思ったね。

で、この映画の出来の悪さは、キャストの芝居以上に犬童監督の力量の問題だとう思う。
現在公開中の「メドン・ド・ヒミコ」もそうだけど、そもそも彼の監督としての力量、演出力には前々から疑問あるんだよね。

今回の「タッチ」でも主人公たちの心の動きや葛藤の描き方がホントに小手先だし、なによりも下手だなぁっと感じるのが、ストーリー展開のメリハリが無さ過ぎ。
カッちゃんの死んだ病院のシーンでもあの場面展開はないし、力量の無さの最たるが野球シーン。
甲子園に出場できるかいなかの緊迫したシーンなのに、全然緊張感といかハラハラドキドキ感がまるで無いのね。全てが平坦でのっぺりとしてる。

この監督「ジョゼと虎と魚たち」でかなり評価されたが(私は評価してないけど)、あの手のストーリー展開の起伏が少ない、割と平坦な作品であればありなのだが、今回の「タッチ」のように起伏のあるエンタテイメント系の作品では全然駄目だね。

監督である以上は、作品の質やトーンに合わせた演出力ってホント重要だと思う。
少なくとも、どんな作品でも同じような、通り一辺倒な演出では絶対に駄目でしょうね。

オススメ度:★☆☆☆☆(長澤ちゃんの頑張りに★)


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NANA 中島美嘉の熱演に拍手&松田龍平のレンに抹殺! [映画いろいろ]

少女漫画の枠を超えて、社会時現象と化している「NANA」の待望の映画化である。
超~人気の映画化ということで、映画化には賛成の声が多かったけど、キャスティングには圧倒的に否定的な声が多かったのだが、果たして。。。


↑中島美嘉さん、ホント素敵だな~

良かったのは2点。
まずは、中島美嘉さん。

キャスティングの時点で「原作のイメージに近い」と言われていたけど、実際に演じてる彼女もかな
りの熱演で、今回の映画の中ではダントツに良かった。

特にライブでの歌のシーンは、「ああ、漫画のナナが唄ってる~」って感じでリアルだった。
あとね、レンとの別れのシーンで、列車から飛び降りて崩れ堕ちるシーンはかなり良かった~。
スローモーションで膝から堕ちるナナにはちょっとホロッとさせられた。

つーか、このシーンで隣の席の女(推定年齢19歳)がボロ泣きでさ、鼻水ズルズルでヒクヒクしちゃ
っててさ、正直かなり怖かった。。。「おい、あんた入り込みすぎ!」って、心の中で突っ込んだよ。

あとね、ナナとハチが共同生活を送る707号室のセットが良かったね。
原作のイメージをそのまま再現した感じでね。

にしても、ナナとハチの共同生活ってホントいいよなぁ~。
昔の記事でも書いたけど、友達との共同生活ってちょっとした憧れあるじゃない?
川沿いの眺めの良い部屋で、親友との共同生活、「嗚呼、青春!」って感じで。
この映画の中で、この部屋のシーンだけは常に好感を持って見れたね。

■以前の記事はこちら→http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-03-18

さて、問題の肝心の映画の出来だが、映画自体の仕上がりとしては、はっきり言って酷いかも。。。
そもそも、この監督が誰なのか知らないけど、雇われ監督にしても下手すぎだし、脚本も漫画をなぞってるだけで、全然練りこまれてないし。
なんというかな、映画事態がねホントに平坦で、薄っぺらい感じは否めない。

まあ、過去にも数多くの漫画の映画化はされてきたけど、なんで漫画の映画化はこうも平坦になってしまうのだろうか?ホントに不思議でしょうがない。

あとね、既に他のブログやyahoo!でのボロクソに酷評されてるけど、レン役の松田龍平これはね、酷すぎるというか、抹殺したいね。原作のレンのイメージをぶち壊してるし、そもそも演技が下手すぎ。レンって主人公の以外では最も重要なキャストなのに、これではファンも納得しないよなぁ。
上半身裸のシーンでのたるみきったあの腹。あれは酷過ぎだな。
つーかさ、もっと体を鍛えとけって感じ。

まあ、他にも色々と気になるところは満載だけど、とにかく見所は中島美嘉さんだけでしょう。
正直な話、彼女も決して演技が上手い方ではないが、(つーか、基本は大根・・・)この作品ではか
なりの熱演だし、ナナの持つ“女の性(サガ)”をよく表現してると思う。

オススメ度:★★☆☆☆(中島美嘉さんの熱演に)


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お盆休みのオススメ映画全15作品一挙メッタ斬り!! [映画いろいろ]

夏真っ盛り。
お盆休みは、近くで映画でも見るかと言う方に、オススメ映画をランキング形式でメッタ斬り!

■1位:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
監督・脚本:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド

やはり、今年の夏休みはこれで決まり!!
過去の作品を見ていないと、ちょっと内容に付いていけないかもしれないけど、とにかく、これを見ないで今年の夏は終われない!

オススメ度:★★★★★

・詳細記事はこちら→http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-07-10

■2位:運命じゃない人
監督・脚本:内田けんじ
出演:中村靖日、霧島れいか、山中聡、山下規介、板谷由夏

今年の夏のダークホース、大穴中の大穴作品。
私見では今年の邦画ではダントツの1番。つーか、ここ2~3年の中でもベスト5には入ると思う。

男3人女2人、それぞれの物語が交互にパラレルで展開する恋愛&クライム新感覚ムービー。
もうね、脚本が本当に良く出来ていて、こんなに唸った映画はホント久しぶり。
絶対に観ないと損しちゃう映画です、必見!!

オススメ度:★★★★☆

■3位:ヴェラ・ドレイク
監督:マイク・リー
出演:イメルダ・スタウントン、フィル・デイヴィス、ピーター・ワイト、エイドリアン・スカーボロー

2004年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞と主演女優賞をW受賞したマイク・リー監督の新作。
堕胎や宗教を絡めたある意味で衝撃的な物語ではあるが、映画の本質としては「家族」「人間」の話。心の底へズシリと響く、これまた今年必見の1本!

オススメ度:★★★★☆

■4位:埋もれ木
監督:小栗康平
出演:夏蓮、登坂紘光、浅野忠信、坂田明、大久保鷹、岸部一徳

小栗康平の9年ぶりの新作。この映画は、リラックスして、何も気構えず、心地よいこの映画の世界観に身をゆだねるのがいいでしょう。「夏の夜の夢」を体感させてくれますよ!

オススメ度:★★★★☆

・詳細記事はこちら→http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-06-26

■5位:いつか読書する日
監督:緒方明
出演:田中裕子 、岸部一徳 、仁科亜季子 、渡辺美佐子 、上田耕一

これもね~、もうホント「大人の映画」って感じで、うまい映画です。
特に「おしん」こと、田中裕子さんの演技が素晴らしい!今年の女優賞は彼女で決まりでしょう!
「中年の男女の淡い恋」「忘れられぬ恋」が、美しい長崎の風景と共に織り成されてる。

オススメ度:★★★☆☆

■6位:アイランド
監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー 、スカーレット・ヨハンソン 、ジャイモン・フンスー 、スティーヴ・ブシェミ

これさ、何故か全然ヒットしてないし、あまり評判も良くないようだけど。
私的にはこの手の近未来SF作品としては、近年の中でもピカイチだと思うんだが。。。
マイケル・ベイなので、アクションシーンも良く出来てるんだけど、何よりもこの映画の見所は
ストーリー展開でしょう。「え、こうくるかぁ~」っと感心しました。

オススメ度:★★★☆☆

■7位:亡国のイージス
監督:阪本順治
原作:福井晴敏
出演:真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一、勝地涼、原田芳雄、岸部一徳

夏の邦画では一番当たってるようですね。
まあ、予想通り賛否両論ではございますが、私的にはオススメ出来ると思います。
「いつか読書する日」でも出演していた岸部一徳が、ホントいい味だしてます。
私の大好きな役者さんですね~。

オススメ度:★★★☆☆

・詳細記事はこちら→http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-08-01

■8位:宇宙戦争
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:H・G・ウェルズ
出演 トム・クルーズ 、ダコタ・ファニング 、ティム・ロビンス 、ジャスティン・チャットウィン

もう、これにはコメントは必要ないでしょう。
ストーリーに対する酷評がスゴイよね~。でも、特撮は流石な仕上がりなので、頭空っぽ状態で楽しむには、ある意味でこの夏一番のオススメかもね。

オススメ度:★★★☆☆

・詳細記事はこちら→http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-07-04

■9位:ヒトラー ~最期の12日間~
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ラーラ、ユリアーネ・ケーラー

あのヒトラーが衝撃の自殺に至るまでの12日間に迫った衝撃の作品。
何故ヒトラーは自殺を選んだのか?何故ナチス・ドイツは滅んだのか?
そんな核心に迫る映画、と言いたいところだけど、何かね散漫なんだよなぁ~。
題材としてはこれ以上はないと言うものなんだけどさ。
私的には今年の夏の期待はずれのNo.1かも。。。

オススメ度:★★☆☆☆

■10位:メリンダとメリンダ
監督:ウディ・アレン
出演:ラダ・ミッチェル 、クロエ・セヴィニー 、ジョニー・リー・ミラー 、ウィル・フェレル

私の大好きな監督、ウディ・アレンの日本公開最新作。
なんかね、いかにもアレンらしい作風なんだけど、脚本がつまんない。
他の監督なら、「よく出来てるね」と言えるが、アレン作品としては、超普通な仕上がり。

オススメ度:★★☆☆☆

■11位:フライ,ダディ,フライ
監督:成島出
出演:岡田准一、堤真一 、須藤元気 、星井七瀬 、松尾敏伸

これもね、原作はそこそこ良かったから期待してたんだけど。。。
なんかね、暴行された娘の復習に立ち上がるお父さんという筋書きはいいんだけど、肝心のおお父さんが堤さんではね。。。だってさ、彼って既にガタイ良いし、強そうじゃん。
岡田くんの芝居も「自己陶酔系」だったし。。。この映画、基本的にミスキャスト!

オススメ度:★★☆☆☆

■12位:リンダ リンダ リンダ
監督:山下敦弘
出演:ペ・ドゥナ 、前田亜季 、香椎由宇 、関根史織 、三村恭代

高校の文化祭でブルーハーツを演奏しようと翻弄する女子高生の友情物語。
「ウォーターボーイズ」「スウィング・ガールズ」のヒットにあやかっちゃいました~、って感じ。
この映画の一番いただけない所が、ラストの演奏シーン。
「ウォータ~」「スウィング~」共に、ラストのオチでのカタルシスが良かったのに、この映画ではそんな感覚が一切得られない。なんか淡々と終わっちゃうと言うか。。。

オススメ度:★★☆☆☆

■13位:姑獲鳥の夏
監督:実相寺昭雄
原作:京極夏彦
出演:堤真一 、永瀬正敏 、阿部寛 、宮迫博之 、原田知世

これもね、ホント期待はずれもいいところ。
原作、キャスト、監督といずれも申し分ないのに、なんだろうか、この駄目駄目感は。。。
ストーリーの衝撃よりも、15歳位の小娘から30歳後半の女までを演じた原田知世が衝撃的だった。
だってさ、10代の小娘にみえちゃうのよ、知世がさ。ホント若い!

オススメ度:★☆☆☆☆

■14位:逆境ナイン
監督:羽住英一郎
出演:玉山鉄二 、堀北真希 、田中直樹 、藤岡弘、柴田将士

これね、何でも見に行っちゃったんだろうか、自分でも謎。。。
今でも自分の思考が思い出せないの。
つまんないと分っていながら何故か見に行って、予想通り(それ以上に)つまんなかった。。。
まあ、自業自得なので多くは申しません。。。

オススメ度:☆☆☆☆☆

■15位:オープン・ウォーター
監督:クリス・ケンティス
出演:ブランチャード・ライアン 、ダニエル・トラヴィス 、ソウル・スタイン 、エステル・ラウ

これもね、何で見たんだろうか?
予告の限りではもうちょっとまともかと思ったんだけどね~。
サンダンス映画際で絶賛!「ジョーズ」より怖い!みたいなキャッチに騙されたなぁ。。。
とにかくね、サメのうじゃうじゃいる海に取り残された状況は怖いけど、映画自体は全然怖くない。
何を根拠に「ジョーズ」より怖い!などと言うのかが謎。その嘘の方が怖いよ。

オススメ度:☆☆☆☆☆

改めて振り返ると、結構見てるよなぁ~。
まあ、ここのランキングはあくまでも私見なので、「なんでこんなにランク低いんだ!」
とか言って怒らないでね。


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「亡国のイージス」おすぎなるオカマ評論家におピカ激怒!? [映画いろいろ]

監督:阪本順治
原作:福井晴敏
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
出演:真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一、勝地涼、原田芳雄、岸部一徳

おピカですっ!

観てきたわよ、初日の朝一から。
福井晴敏の原作による、「ローレライ」「戦国自衛隊1549」に続く第3弾となるのが本作。

ちょっと、その前に一言いわせてちょうだいっ!!

30日(土)14:00からテレ朝で日韓の映画を紹介する特番がやってたんだけど、そこのコメンテーターに「おすぎ」なる映画評論家が出てたの!


↑何よ、この大顔のオカマは!口元を尖らせて、男にキスでもせがんでるの!イヤラシイ!!

「おすぎ」とか言っちゃって、私(おピカ)のパクリかしら!?
「失礼極まりないわ、このオカマ野郎~!」って言ってやりたいわ!!

ちなみに、私のことも「オカマじゃないか?」と思ってる、そこのあなた!
私はオカマじゃないわよ!ただ、ちょっと男が好きなだけよ!←それが、オカマやろが…(影の声)

さてと、そんな前置きはさておき、本題の「亡国のイージス」の話。

「ローレライ」(http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-03-05)、「戦国自衛隊1549」(
http://blog.so-net.ne.jp/girigiri/2005-06-12)が散々たる出来栄えだったので、期待半分、不安半分だったんだけど、結論から言うと今年の邦画の中では良い出来の部類だったわ。

特に良かったのが、リアルな映像と役者の演技。
防衛庁、海上自衛隊、航空自衛隊の全面協力を得て、本物のイージス艦やヘリなどが次々に登
場して、「さすが、本物は違うわ」って感じなのっ!
「ローレライ」なんて全面的に安っぽいCGで展開されて、「なんなの、このオモチャ!」って叫んでやったけど、やっぱり本物の迫力は違うわね。
ただね、残念なのが、肝心のイージス艦沈没のシーンがCGなのよ~。しかも、超安っぽいの。。。

そして、何よりも主要キャスト4名の演技合戦が見所十分だったわ。
真田広之+寺尾聰+佐藤浩市+中井貴一=現在考えられる映画俳優のベスト5ね。
ちなみに、もう一人は役所広司。彼はライバル映画「ローレライ」でお茶を濁した感ありね。

「ダイ・ハード」のブルース・ウィリス張り(つーか、パクリ?)のアクションを展開させる真田君と悪役ヨンファ(朝鮮人役)を演じる中井貴一が、ホント素晴らしいのっ!
他にも総理大臣役の原田芳雄や岸部一徳なんかも、相変わらずの味ある演技をしてて、脇役と
してのポイントをしっかり抑えてたわ。

そして、おピカが一番感心したのが、如月行役の勝地涼君。
明石家さんま主演で話題となったドラマ「さとうきび畑の唄」に息子役で出演してたあの子よ!
心に傷を負った特殊工作員という難しい役どころながら、熱意あふれる演技で心にグッとくるものがあったわ。若さ溢れる好青年!おピカ好みだわ!

とは言え、肝心のストーリーが中途半端なのが残念だったわ。
原作が上下巻の大ボリュームで、それを2時間にまとめる時点で無理歩けど、やっぱり原作読ん
だ私からすると、「あらら・・・」って感じは否めないわ。
原作の大まかな設定と各シークエンスのみを抽出して、なんとか繋ぎ合わせたってレベル。
まあね、この手の欠点は「原作の映画化」につきものではあるし、今までの数多くの原作の映画化と比較すると、まあ頑張った方じゃないかしら。

原作のことを気にしなければ、「日本映画発、エンタテインメント大作!」としては、かなり良い出来であることは間違いなし、本年度の邦画では5本の指に入ると思うわ!見なさい!!

見る順番としては、映画→原作の方が絶対にいいわよ。
つーか、原作はホント面白いのこちらもオススメよ!!

亡国のイージス 上  講談社文庫 ふ 59-2

亡国のイージス 上 講談社文庫 ふ 59-2

  • 作者: 福井 晴敏
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫

オススメ度:★★★☆☆


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「スター・ウォーズ エピソード3」究極のエンタテインメント傑作に大満足! [映画いろいろ]

監督・脚本:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド

★ついに、DVDがでまっせぇ~

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD

「傑作!」「大満足!」「感動!」
これぞ、「究極のエンタテインメント」と言っても過言ではないでしょう!

もうねー、ホント面白かったよ~~~。
正直、「エピソード1&2」がかなりつまんなかったので(特に「2」なんて、途中でねちゃったもん)、「3についても大した事ないだろう」と高をくくってたんだけど、ルーカス監督、あなたはスゴイよ!

上映時間、2時間21分。
この上映時間だと普通の映画なら中だるみというか、ちょっと飽きちゃう場面とかあるんだけど、今作はそんな無駄なシーン、シークエンスは一切ありません!
時間たっぷり、逆に足りない位の感覚で楽しませて貰えます。

全編に渡るCG・特撮が超素晴らしいのは言うまでもないが、何よりも素晴らしいのが、「エピソード1&2」、そして、その後に続く「エピソード4&5&6」への全ての謎や因果関係等のストーリー的な部分が、きっちりと書き込まれており、「ストーリーと映像」の両面から満足させれくれる所が最高!
この作品を見ると、先日公開された「宇宙戦争」がなんともチープに感じてしまうほど。。。

そして、何よりも感動させたのが、やはりダース・ベイダー誕生の真実とルーク&レイアの誕生。

↓以下ネタばれ

ダークサイドに堕ちてしまったアナキンが瀕死の状態でダース・ベイダーへとして蘇生される。
一方でアミダラが自分の死をもって、ルーク&レイアの双子を誕生させる。

「愛と憎しみ」「生と死」「誕生と蘇生」「親と子」
アナキン&アミダラ、そしてダース・ベイダーとルーク&レイア。
愛し合った二人が因果となり、やがて全宇宙をも巻き込む戦争、そして親子対決へと展開されるかと考えると、「運命」というよりも「宿命」と呼ぶに相応しい。

もうね、この辺りのシーンがカットバック式に紡ぎ出されるんだけど、心臓はドキドキするし、目には涙がに滲んで来るしさ、まさかね、「スター・ウォーズ」でこんなに感動するとは思わなかった。

私は47年生まれないので、「エピソード4&5&6」はTVで初めて観て、その後もDVDで1回見ただけだし、前記の通り「エピソード1&2」は全然評価をしていない。要するに、「ただの映画好きとして、話題のスター・ウォーズは抑えておく」レベルだったけど、今作を観てかなり「スター・ウォーズ」が好きになってしまった。←今頃かよ!

私見ではありますが、全「スター・ウォーズ」シリーズの中でも「最高傑作」なんじゃないかな。
まあね、1つ難点と言うか、最大の問題はこの作品しか観てない人には、何がなんだかさっぱり分らないってこと。「ロード・オブ・ザ・リング」もそうだけど、シリーズモノはこれが難点なんだよね。

とはいえ、1度でもシリーズを見てる人には、絶対に納得の1本になったはず。
私は映画の前売り券コレクターなので、この作品も4種類買ってるから絶対もう一回観てきます!

■画像追加しました。
↓これがその半券4種類。

もし、観るか否か迷ってる方、「エピソード1&2」に出来に不満で今作もDVDでいいやと思ってる方、それはいけません!この作品は絶対に大画面&音響抜群の劇場で見てください!
(TV画面だとどうしてもCGが軽く見えちゃうし、迫力ないからね!)

絶対に「金払って損した!」ってことにはなりませんよ。
つーか、劇場で見ないと後悔しまっせ~。

今年、必見の必見の1本です!!!

オススメ度:★★★★★


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「宇宙戦争」「ダニー・ザ・ドッグ」 宇宙~特撮だけは必見の価値アリ! [映画いろいろ]

so-netブログの長~いメンテナンスによって、すっかりやる気を無くし先週末は更新しなかったので、今週から心機一転で月曜日から更新を。

「宇宙戦争」
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:H・G・ウェルズ
出演 トム・クルーズ 、ダコタ・ファニング 、ティム・ロビンス 、ジャスティン・チャットウィン

宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション

宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/09
  • メディア: DVD

スピルバーグ×トム・クルーズが「マイノリティ・レポート」以来2度目とタックを組んだSF超大作。yahoo!ムービーではかなり評判悪いけど、私的には素直に楽しめた。

まあね、はっきり言って、主演はトムじゃなくても全然OKって感じで、やはりスピルバーグ監督の力量に尽きるでしょうな。

とにかく特撮が素晴らしい!
今までにも「インデペンデンス・デイ」を始め、宇宙人の侵略モノは数知れずあったけど、「リアルな描写」と言う点においては、この作品に勝るものはないんじゃないかな。

宇宙人を乗せた殺戮マシーンが街中で大暴れするシーンなんか、劇場の音響も発達してるから、「音と映像」の両方の迫力がホントに超リアルで、圧倒的な緊張感が漂ってた。

とは言え、手放しで誉められないもの、また事実。
否定派の方の殆どが言っているように、ストーリーがね超チープ。

↓以下ネタバレ

100万年前から地球侵略を目論み、アメリカ軍の攻撃にもびくともしない殺戮マシーンを操る高知能な宇宙人。にも関わらず、彼らの最後は地球上の空気に存在する「ウイルス(微生物)」に感染して、滅するって、そりゃぁあまりにも安易過ぎないか?

だってさ、そんなに高度な知能(技術)があれば、普通その位の下調べはしてくるだろうに。
100万年前から侵略を狙ってたのに、そんなアホは話あるかいな!?って感じ。

つーかね、100万年前の地球は現在の地球よりも原始的で、人類も文明も発達してなかったはず。であれば、この時代に侵略を開始しなくとも、100万年前の時点で侵略しちゃえば良かったのに。

ちょっとね、基本的なストーリーに無理があり過ぎる。
原作が100年前のモノなので仕方ないが、細かい設定はもっと現代的にアレンジすべき。

ストーリーには納得いかないものの、特撮&音響効果はメチャメチャ素晴らしいので、これだけでも見る価値は十分にあると思いますよ。ストーリーのことは考えずに見るべし!

オススメ度:★★★☆☆

「ダニー・ザ・ドッグ」

監督:ルイ・レテリエ
脚本:リュック・ベッソン
出演:ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス、ケリー・コンドン

なんか、世の中の評判は良いようですが、私的には全然ダメでした。

根本的に、ジェット・リーのアクション以外の演技がヒド過ぎる。とは言え、アクションも目新しいものは何もなく至って平凡。つーかね、殺し屋として飼いならされた設定にかなりの無理がある。
あと気になったのが、最近モーガン・フリーマン出すぎ。芝居も同じすぎ。
「ミリオン~」は、ホントに良かったのになぁ。

にしても、リュック・ベッソン、そろそろ監督した方がいいんじゃない?
最近、プロデュースに味をしめて本業がおろそかになってるから、ちょっと感覚がズレはじめてる気がするなぁ。 どのプロデュース作品も話が一緒というか、2番煎じ色が強い。

オススメ度:★☆☆☆☆


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浅野忠信、ものもんた、久米宏etc...エンタメ一週間まとめ斬り! [映画いろいろ]

どうも、超久々の更新です~。
先週は仕事が忙しく、さらにネット回線をYahoo!BBからKDDIメダルプラスに変えて家でネットができなくて、更新が出来んかった。

なので、今日は先週のネタをちょっとづつメッタ斬りにて。

■映画
「埋もれ木」
監督:小栗康平
出演:夏蓮、登坂紘光、浅野忠信、坂田明、大久保鷹、岸部一徳

「日本映画史上に残る傑作「泥の河」や「死の棘」など、寡作ながらも打率の高い秀作を撮り続ける
小栗監督の9年ぶりの新作。

ストーリーとしては、特これといった一つの軸はなく、幻想や現実、過去などのイメージが次々にフラッシュ的に展開されて、最後に1つの形として結集さえる感じ。

ちょっとね、説明が難しいというか、観た人にしかわからないんだけど、1つだけ言えるのは映像の表現が完璧。もうね、どのシーンも1つ1つの構図が素晴らしく、美術セットもホントに良い味を出してる。特にラストシーンの美しさときたら、絶句モノである!必見です!!

で、この映画は昨日が初日で、私は初回の舞台挨拶を見てきました~。
出演者の浅野さんが挨拶に来てて、なんかねデカかったよ。背とかオーラとか。
1つ気になったのが、白いシャツからはみ出た胸毛。たわた感がありました。
※上の写真でも確認できまっせ~

私的には、今年見た邦画の中では今の所ベスト1なので、是非皆さんも観て下さい~

オススメ度:★★★★☆

■TV
元アナウンサー出身の人気司会者、みのもんた&久米宏が先週ちょっとした問題を起こした。


↑ホント、この表情がウザイ

みのもんたは、「みのもんたの朝ズバッ! 」のビールの効用に関するテーマで、「皆さん、ビオフェルミンなんておのみになってるじゃないですか。胃腸薬。だったらビールを飲んだ方がいいくらい」と発言し、同番組のスポンサーだった、ビオフェルミン社が激怒してスポンサーを降りたそうだ。
ホント、何を考えているんだか、この酔っ払いは。

そんな、みのに一言。
お前も降りろ!朝からお前の顔は見たくない!!


↑この時はやる気満々だったのにね。。。

久米宏は、「ニュースステーション」後、初の司会番組である、「A」(今日放送あるね)の降板が決まった。4月に鳴り物入りでスタートしたが、平均視聴率は約7・9%と低迷し、今回の降板にいたった。この降板に関しては、日テレ側との温度差もあったようで、降板発言がマスコミにもれたことで久米が激怒したとか、しないとか。。。結局番組自体も早々の打ち切りが決まったそうな。。。

そんな、久米に一言。
もうあんたの名前だけで番組を見る視聴者はいないよ!もっとじっくり取り組む姿勢を持て!!

※追記:さっきこの番組が終了した。「ありがとうござました」、テロップが流れただけである。
鳴り物入りで登場した久米宏、なんとも寂しい終焉なことか。。。

にしてもさ、今更「みのもんた」だの「久米宏」だのって、もうそんな時代じゃないだろーにさ。

オススメ度:★☆☆☆☆

■芸能
これはかなりどーでもいい話なんだけど、先週近く市民プールに行った時、プール併用の公園で高嶋ファミリーの弟が撮影をしてたよ。TVのまんまの雰囲気で、人の良さそうな感じではあったが、背が高いのだが別にカッコよくなかった。つーか、芸能人オーラがまるでなし。
ホント、どーでもいい感じ。


↑オーラがなくて、「申し訳ございません~」

オススメ度:★☆☆☆☆


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「バットマン ビギンズ」「ザ・リング2」 注意!渡辺謙目当てで見てはいけないゾ! [映画いろいろ]

「バットマン ビギンズ」

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン
    ゲイリー・オールドマン、渡辺謙

バットマン ビギンズ 特別版

バットマン ビギンズ 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD

映画というものは、つくづく監督のものなんだね。
今作の監督は、日本でも興行的&評価的にもヒットした「メメント」の方で、シリーズとしては5作目となる訳だが、全シリーズの中でもティム・バートン監督の「バットマン」に次ぐ仕上がりになってるんじゃないかなぁ。

バットマン・シリーズの最新作である今作は、バットマンの原点となる「何故バットマンが誕生したのか?」という、バットマン誕生秘話にスポットを当てた作品になっている。

普通アメコミの映画版というと過去の「バットマン」シリーズもそうだが、「X-メン」「スパイダーマン」など、どちらかというと特撮やアクションといった「視覚」的な部分に重点を置いたものが多かった。

しかし、今作では大金持ちの息子として生まれ、両親を強盗にころされたブルース・ウェインが、己の肉体ひとつでダークヒーロー・バットマンとして生きることを決心したのか、といった人間の内面的な部分がフォーカスされている。

なので、アクションや特撮映画ファンの方にはちょっと物足りないだろうが、私的には中々よく出来た作品として楽しむことができた。

以下、渡辺謙についてのネタばれ↓

つーか、そんなことよりも「ハリウッド・スターKEN WATANABE」こと、渡辺謙の扱い。
公開前の宣伝では、かなりの重要な役どころとしてかなりの扱いだったが、なんだ、ただのチョイ役じゃないの。まあ、確かに主人公ブルース・ウェインの指南役的な重要な扱いだが、出演シーンも多分10分もないしさ、何かあっけなく死んじゃって「え、もう死んじゃうの???」「別にに渡辺兼じゃなくてもいいんじゃない?」って感じ。

「ハリウッド・スター KEN WATANABE」って部分を前面に出して、集客したいのは分るが、もしホントに渡辺謙に期待して見に行ったファンにしてみれば、ちょっとした詐欺行為に近いなぁ。

私的に一番気に入ったのが、ラストシーンでバットマン・シリーズ第1作の悪役・ジョーカーの出現を示唆するあのトランプのジョーカーを警官が差し出すシーン。ちょっと粋なシーンだったなぁ~。

オススメ度:★★★☆☆

そして、もう1本が「ザ・リング2」

監督:中田秀夫
出演:ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー、デヴィッド・ドーフマン、シシー・スペイセク

ザ・リング2 完全版 DTSスペシャル・エディション

ザ・リング2 完全版 DTSスペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD

やっちゃったね、「ザ・リング2」
これは作るべきじゃなかった。

もうさ、「リング」=「ビデオで悪霊が感染」って所が当時としては新鮮だったのに、この作品は全然関係ないの。普通に悪霊が人間にとり憑いたり、写真に写ったり、鏡に映ったり、ただのホラー映画状態。ラストの悪霊払いの方法もしょーもない方法で、なんのヒネリもありゃしない。
そこら辺のB級ホラー映画の方がよっぽど良く出来てるんじゃないだろうか?

つーかね、こんなにデジタル化が進んだ時代で、「ビデオテープ」ってところにそもそもの限界があるな。この原作は10年以上前のものだから、その辺りも考慮して欲しかったなぁ。

私的には、時間と金の無駄遣い以外のなにものでもなかった。。。

オススメ度:☆☆☆☆☆


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「戦国自衛隊1549」「電車男」、嶋大輔が何でヒーローなのよ!! [映画いろいろ]

「戦国自衛隊1549」

監督:手塚昌明
原作:福井晴敏
出演:江口洋介、鈴木京香、鹿賀丈史、北村一輝、綾瀬はるか、嶋大輔、中尾明慶

戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)

戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: DVD

(おすぎ風)
おピカですっ!

バカ、バカ、バカーッ、金返せ!って叫んだやりたいわ!!
こんな中途半端にくだらない映画、許せないわ!!

1979年大ヒットをした「戦国自衛隊」を新たな原作・解釈でリメイクしたのが、この「戦国自衛隊1549」なの。おピカ的には、「戦国自衛隊」の方も別に評価してないけど、原作を「亡国のイージス」「ローレライ」の福井さん、主演に江口くん、私の大好きな京香ちゃんと言うこともあり、しかも前売り券を1000円でゲットしたので見たのよ。

でもね、この映画には1000円の価値もないのよ!0円よ、0円。つーか、時間も返して欲しいわ!
何が許せないってね、

1.タイムスリップする際のチープなCG→今時の素人でももっとましなCGが作れるわよ!
2.全てのキャストの過剰な芝居→特に生瀬勝久は眼に余るものがあるの!
3.若き日の秀吉役の中尾くんの箸にも棒にも掛からないヒドイ芝居!→唖然とさせられたわ!
4.超ハリボテ感いっぱいのお城のセット→ドラマ水戸黄門よりも安っぽいのよ!
5.ストーリー展開が超テキトーでラストのオチも「はぁ?」って感じ→もっと捻りをいれてよ!
6.戦闘シーンに全く迫力が無い→「やる気あんの、あんたたち!」って心の中で絶叫したわ!
他にも言い出すとキリが無いけど、それ位に駄目だったわ。

そんな駄目映画を象徴するのが、嶋大輔がこの映画のヒーロー的存在になること。
後半の重要な戦闘シーンで敵と乱闘し、敵の攻撃にやられてしまう際に、刑事ドラマ的な表現で言うと、「殉職シーン」みたいな感じで、何故かスローモーションになるのよ、あの嶋大輔が!

嶋大輔よ、嶋大輔、嶋大輔!(何故か連呼)
何で彼が映画の重要なシーンで、スローモーションで殉職するのさ。
今時、「火サス」「土ワイ」でもありえないくない、嶋大輔が「スローモーションで殉職」って。

そんな中、唯一楽しめたのが、斉藤道三役の伊武雅刀さんかな。
道三の狸親父っぽさが、絶妙だったわね。

ともかく、おピカ的には許しがたい映画なのです!

オススメ度:☆☆☆☆☆

そして、もう一本が「電車男」

監督:村上正典
出演:山田孝之、中谷美紀、国仲涼子、瑛太、佐々木蔵之介

電車男 スペシャル・エディション

電車男 スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2005/12/09
  • メディア: DVD

内容について今更話すことは無いは。
もう皆さんもご存知でしょうから。

で、感想としては、「映画というか、まあまあ良く出来た2時間ドラマ」ってとこかしらね。

監督やキャストの時点で、「ドラマの延長上だろう」とは思っていたけど、まんま予想通り。
ラストの方の電車男と仲間との心の交流シーンでは、「映画的表現」が成されていたけど、それ以外の殆ど全てのシーンや演出がTVドラマの延長上でしかない。

とは言え、おピカは原作は15ページほど読んで挫折、BOOKOFFへ売っちゃったんだけど、一応この作品は、中途半端な映画(戦国自衛隊とか)よりも、ある意味で「ドラマ」と割り切って見てしまえば、ちゃんとストーリーもよく出来てるし、笑い所や泣き所なども上手く盛り込まれていて、そこそこ最後まで飽きることなく楽しめたわ。

にしても、劇場には若い少年少女ばかりで超満員だった。
30過ぎのおピカと友人はかなり浮いてたわ。。。_| ̄|○

それにしても、ドラマに毛が生えたような出来にも関わらず大ヒットとは、東宝とフジテレビはウハウハ状態ね!

オススメ度:★★☆☆☆


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機動戦士Zガンダム、最高!&フォーガットン、ぶっ殺す!! [映画いろいろ]

「機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-」

総監督・原作・脚本・絵コンテ:富野由悠季
声の出演:池田秀一、飛田展男、鈴置洋孝、岡本麻弥、勝生真沙子


機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD

やっと観れたよ、Zガンダム♪
先週観に行った時は、3時間以上前から列が出来てて挫折したんだけど、今日は休日にもかかわらず、8:30に起きて行って来ました~。

で、感想としては、もう最高だった!

超マニアの方々には「新旧の絵が違いすぎる」「話が分りずらい」等、否定的な声も多いようですが、私レベルの普通のガンダムファンには全然OKな感じです。
※まあ、確かに新作画の絵については、旧作画とのクオリティが違いすぎて気にはなるけどね。

確かにストーリー展開が異常に早いので、TVシリーズを見てない人は絶対に理解不能なんだけど、今回の作品では新たな解釈やそれに基づくシーンが随所に追加され話が非常に面白い。
もうね、開始早々からグイグイとZガンダムの世界に引き込まれちゃって、上映時間90分(短すぎ!)があっと言う間だった。

新規で追加されたシーンがね、かなりストーリーに深みを持たせてるし、特に戦闘シーンでのスピード感が桁違いに良くなってたよ。

↓この部分ネタばれ

そして、何よりも私の身を震わせたのがラストシーン。
シャアとアムロが必然的な再会を果たし、そこへカミーユも登場。
夕映えのする地球の上空で、シャア×アムロ×カミーユの3人が、運命的な出会いをしちゃう訳。

もうね、このシーンで背筋がゾクゾクしちゃって、マジで鳥肌がたっちゃったもん♪
これを観るだけでもこの映画を観る価値があるね!

今回のZガンダムは、劇場3部作としてリリースされ、「-星を継ぐ者-」は序章になるので、今から次作が待ち遠しくて仕方ない。次回は10月公開でタイトルは「機動戦士ZガンダムⅡ -恋人たち-」
本編のエンドロール終了後に、この「機動戦士ZガンダムⅡ -恋人たち-」の予告編が流れるので、
絶対に最後まで席を離れないようにしましょう。

ガンダム・ファンは必見ですぞ!!!

オススメ度:★★★★☆

で、もう1本が「フォーガットン」

監督:ジョセフ・ルーベン
出演:ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ、ライナス・ローチ

「forgotten」=「忘れてしまった」「思い出せなかった」の意。forgetの過去分詞形である。

この映画制作者に声を大にして言いたい。
「私はこの映画を観たことを忘れたい(forgottenしたい)よ!」
それ程、ヒドイ出来である。

主人公の女性 テリーは、1年前に息子を飛行機事故で亡くし、今でも忘れられずにいた。そんなある日、大切にしていたサム写真やビデオが消えてしまい、夫もサムの存在をしらず、「それは君(テリー)の妄想だよ」と言い放つ。突然の出来事に戸惑い、謎を探るうちにテリーは国をも巻き込む巨大な陰謀に巻き込まれている事実を掴むのだが。。。
サムは生きているのか?そして、この事件は誰の陰謀なのか??国や政府絡みのなのか???

予告編を観たときには、相当面白そうな感じだったので、かなり楽しみにしてた作品なんだが、
まさかね、こんな駄作だとは思わなかったよ。

↓以下、超ネタばれ

前半は「なぜ息子の存在が消されたのか?誰の仕業か?」的なサスペンス&ミステリータッチで、しかも主演が私の大大好きな演技派女優ジュリアン・ムーアだからさ、★★★★な展開訳さ。

ところが後半、息子の存在が何者かによって消されたことが判明してくるんだけど、その何者かがさ「宇宙人」という、あり得ない展開になるんだよ、これがさ。

はじめから「宇宙人の侵略モノ」=「SFサスペンス」なら納得いくが、どう考えても前半のトーンは
「ヒューマン・サスペンス(ミステリー)」になっていて、子供を思う母親の心の叫びを主題にしてるのさ。だからさ、いきなり「宇宙人」が出てきて、人間を天高くすっ飛ばしたり、念力でガラスを割ったりされても、「はぁ、なにこれ?ギャグ?」って感じで、もうね唖然、呆然って感じよ。

ここまで読んで、「ん?これって前にもあったような??」と思った方いるでしょう。

前半は至ってオーソドックスなサスペンス・タッチなのに、最後のオチでヘンテコな宇宙人を登場させて非難の嵐となった、そうなんです、これって「サイン」と同じ展開なんです。

もうね、重ね重ねになっちゃうけど、ホント最悪な映画です。
本年度ワースト1は間違いない!!!

オススメ度:☆☆☆☆☆

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD


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