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「きょうの猫村さん」おピカの今年一押し漫画に決定なのよ!! [マンガいろいろ]

おピカです!!

ちょっと、久々の登場だけど、あんたたち元気にしてた!?
今日は、おピカの得意ジャンル映画ではないんだけど、あまりにも面白い漫画に出合ったので、居ても立ってもいられなくなったので、管理人のピカチュウをさしおいて出てきた訳なの!

とにかく、まずは下記のサイトを見てちょうだい!!

http://banner1.bcdc.home.ne.jp/common/exteriors/cpromotion/nekomura/neko01.html

どうよ。
「ネズミがいたらもっと効果を実感して頂けたと思うんだけど。ちょっと失礼」と言って、勝手に寝転び、「お買い物なんかもお得意よ~」っと言って、ペロペロと肉球を舐めるその姿、超面白でしょ!!
猫の気まぐれさや愛くるしい仕草さが、猫好きには「ツボ」にはまるのよォ~!

きょうの猫村さん

きょうの猫村さん

  • 作者: ほし よりこ
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2005/07/14
  • メディア: コミック

ケーブルテレビのインターネットサービスで展開されてて、毎日1コマずつ更新されてるんですって。
いいの、そんなことはどうでもいいのよ!

私、小さい頃に猫を飼ってたので、今でも超猫好きなんだけど、この漫画の主人公「猫村ねこ」(何のヒネリもない本名だわね!)がさ、もう兎に角かわいいのなんのって、おピカはすっかり一目惚れしちゃってね、もうすっかり「猫村さん」の虜状態だわ!!

ストーリー的には、猫でありながらも料理、洗濯、掃除など家事全般を見事にこなす「猫村さん」が、スーパー家政婦として大活躍するという、コメディ+不条理+家政婦は見た!÷3みたいな、なんとも独特の世界観を持った素晴らしい漫画なのよォ!!

しかも、この漫画の絵は「えんぴつ」で書かれてるのね。
今時の漫画で鉛筆って!!←おピカ、絶句よ~~~
 
人を舐めてるんだか、昔かたぎなんだか解らないけど、このね、「鉛筆書き」ってところがかなりのポイントで、この漫画の持つ独特の世界観が、鉛筆も持つ「ほんわか感」「ほのぼの感」「なつかし感」などを絶妙に醸し出していて、最高のマッチしてるのね。

難点はマガジンハウス刊なので、お値段が1200円と、鉛筆で書かれてる漫画としてはちょっと割高感は否めないのよね。

ちなみに、おピカは自分で買うか悩んだ末に、会社のお友達に無理やり買わせちゃったの!!
なんて厚かましいのかしら、私ったら~!!
※Mさん、ホントにありがとう!!

とにもかくにも、普通の漫画好きは勿論のこと、特に今作は猫好きにオススメよ!
つーかね、猫好きは読まなきゃダメよ!
この漫画を読まずして、猫好きは語らせないわよォッ!!!

読みなさい! 絶対に読みなさい!! さあ、今すぐに買いなさいぃぃぃぃぃぃーっ!!!!!!

ニャアァァァァァーーーーっ!!!

オススメ度:★★★★★


「はだしのゲン」生きることの難しさ、素晴らしさを教えてくれる傑作! [マンガいろいろ]

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

  • 作者: 中沢 啓治
  • 出版社/メーカー: 汐文社
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: 単行本

私が小学校5~6年の時、当時の担任の先生が自腹で買って、いつも教室にあった漫画がある。
横山光輝先生作「三国志」と、「はだしのゲン」である。

小学6年と言えば、今から20年以上も前になるが、それ以来、ホントに久々にこの漫画を読んだ。
当時は多分、全10巻中、途中までしか発刊されていなかったと思うので、今回初めて全10巻を通読したのだが、こんなに素晴らしい漫画とは思わなかった。

小学生当時は、この漫画の絵、特に被爆者のシーンに圧倒されて、正直な所、「何か気持ち悪い」という印象の方が強かった。

しかし、時を経て改めて読んでみると、迫力ある描写もさることながら、漫画全体から発せられるメッセージ性にこそ、圧倒される思いだった。

多分、この本を読んだこと無い方で、タイトルだけ知ってる方は、「反戦」「原爆」の漫画でしょう?っと思うかも知れませんが、実はそれ自体はある意味では副産物的なものであって、この漫画の本質的なメッセージは、「人間の生命力」「生きることの素晴らしさ」にあるように思う。

原爆によって、父、妹、弟を奪われ、住む家も食べ物もなく、いつも飢えた状態の主人公ゲン。
彼の背負う様々な問題、過酷な試練等を乗り越えて、力強く明日に向かって生きていく姿には、ホント感動せずにはいられない。

「仕事かったるいなぁ」「車欲しいなぁ」「彼女欲しいなぁ」・・・
現代人の悩みや欲望が何てクダラナイ、無意味なものかと感じさせられる。

ただ、1点だけかなり気になる難点と言えば、作者の中沢啓治先生が明らかに左翼傾向にあり、共産主義、天皇批判、軍国主義批判などを、主人公たちの口を使って声高々に叫ばさせるのは、ちょっとどうなのかなと思う。
この漫画は子供や若い人たちこそ読むべき漫画だと思うので、あまり偏った思想を押し付けるのはね、そこ辺の宗教漫画を一緒になっちゃうからね。

まあ、このことさえ気にならなければ、ホントに素晴らしい漫画ですので、是非読んで見てください。
多分、市営の図書館等でも置いてる所、結構あると思いますよ。

ちなみに、「はだしのゲン」は、週刊少年ジャンプに連載されてたんだってさ。
昔のジャンプは志が高かったんだすね。今とは大違い。。。。

オススメ度:★★★★☆(個人的に著者のあまりに偏った思想についていけないので★減点)


「北斗の拳」お前はもう死んでいる 北斗の拳は永遠に死なず [マンガいろいろ]

「お前はもう死んでいる」
くぅ~、シビレル~~~!!!

連載開始から22年!未だ衰えぬ「北斗の拳」を、久々に読み返してみた。
つーか、TVアニメはずっと見てたけど、マンガは途中までしか読んでなかったようで、どうも今回が初の全巻通読になったようだった。

「ひでぶ~」「たわば~」「お前はもう死んでいる」「あ~たたたたたたたたたたぁぁぁぁ~」
流行ったね、このキメゼリフの数々。
私は東京で育ったけど、このセリフは絶対に全国的に流行ったんじゃないかなぁ。

実は私は、小学校の頃は超が付くほどのいじめっ子で、いじめのターゲットに軽い暴行を加えては、「お前はもう死んでいる」とか言ったり、友達と小競り合っては「ひでぶぅー」とか言ってやられるふりとかして遊んだもんだったよ。

う~ん、懐かしい~。

で、肝心の本編だが、個人的な感想としてはラオウ編までで良かったんじゃないかなぁ~と。
確かにカイオウ編もそれなりに楽しめたんだけど、ちょっと話の辻褄あわせが強引過ぎるし、ストーリー展開がラオウ編と同じなんだよなぁ。。。 あと、リュウの成長編もどうかな?

とは言え、ラオウ編で展開される愛や友情を絶妙に盛り込んだストーリー、トキやラオウなどの魅力的な登場人物等、このラオウ編だけとっても「漫画史に残る傑作!」であることは間違いない!

みなさんはどのキャラが好きなんでしょうか?
私はやっぱりトキですね~。

北斗の拳 (1)

北斗の拳 (1)

  • 作者: 武論尊, 原 哲夫
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1984/03
  • メディア: 新書

オススメ度:★★★★☆


「PLUTO」手塚治虫×浦沢直樹 新旧天才対決&マンガコレクション紹介♪ [マンガいろいろ]

PLUTO (2) ビッグコミックス

PLUTO (2) ビッグコミックス

  • 作者: 浦沢 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: コミック

今日は久々のマンガです~。

「PLUTO」、読んでいる人いますかぁ?
最新刊(2巻)が先日発売されたので、早速借りました。←買ってないのです、借りてるの。。。

手塚治虫先生の「鉄腕アトム」の中の1編に収録されいてる「地上最大のロボット」を、「YAWAYA」「MONSTER」の浦沢先生がリメイクした作品です。

映画とかドラマでは「リメイク」って珍しくないというか、かなり多いけど、マンガの「リメイク」って非常に珍しいし、あの手塚先生を「リメイク」するって、勇気いるよなぁっと関心しながら1巻を読み始めたんだけどさ、これがねホント月並みな表現だが、超~面白いのよ。

2巻しか発売されてないのでまだまだ序章って感じなんだけど、私は既に手塚先生版の原作を読んでるので、基本的なストーリーは分かってるの「目が離せない」状態なのだ。

浦沢先生は、原作のストーリーを基本にしながらも、彼ならではのキメ細やかな感情表現(心あるロボットの喜怒哀楽とかね)や大胆な解釈(主人公はロボットなのに、全然ロボットロボットしてない。この辺りの大胆さが流石!)、近未来の世界観を絶妙に再現しグイグイと世界に引き込んでいく。
その手腕はもう「巨匠」の域に達してると言っても過言じゃないね。

多分、10巻以上の大作になるとは思うが、現時点で既に「傑作」を保障された、そんな作品です。
まだ、読んでない方は是非読んで下さい。絶対に損はさせません!

オススメ度:★★★★☆

マンガつながりで、ちょっとしたコレクションをお披露目しちゃいます。


↑押入れの上下に渡って、マンガがかさばりまくっております。
これ以外に、みかんのダンボール8箱に詰まっております。放置状態。
多分、今現在で1500冊以上あると思う。(正確な数は不明。。。)

ちゃんとした本棚に収納したいのですが、12畳の部屋にある3つの本棚には小説が詰まっているので(GWに整理予定。近日公開します~)、もう押入れにしかしまう所がない。

そんな訳で、現在貯金に励んでおり、なんとかマンションを購入して、本とマンガ専用の部屋を作ろうと夢見ております~。


「NANA」人気漫画の映画化、期待の中島美嘉と不安の男性キャスト [マンガいろいろ]

NANA 12 (12)

NANA 12 (12)

  • 作者: 矢沢 あい
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/03/15
  • メディア: コミック

偶然出会った同じ名前を持つ小松奈々と大崎ナナ。
そんな2人の少女が繰り広げる「愛」と「夢」と「友情」の感動ストーリー!ってとこか。

よくありがちそうな話なのに何故ここまでウケルのか?
理由はいくつもあると思うけど、まず考えられるのは「音楽&イケメンミュージシャン」の存在。

ナナはロックバンドボーカルで、バンド仲間は全員イケメン。さらに、ナナの元彼もバンドマンで、これまた超超なイケメン。ナナを中心に渦巻く「音楽」か「恋人」かの選択に悩む男、女、男。。。
いわゆる「バンド内恋愛」っていうやつですな。こりゃ、たまりませんわ~。LOVE LOVE!

魅力のもう一方が、「親友との共同生活」の存在。

ごく普通の少女奈々は、田舎町から上京しバンドガールのナナとの女2人の共同生活。
お揃いのコップとか料理したり、一緒にお風呂に入ったり、ホント楽しそう!
ちなみに、私がこの漫画にハマッタのも、この共同生活の「素敵さ」「憧れ」からだね。

なんかあれだよね、「親友との共同生活」って、凄い吸引力のある言葉だよね。
一生の内で1度は経験したい「憧れ」だねぇ。しかもこれって、若者の特権みたいな感じじゃない。

★人気マンガ「TOME」
「62歳の亀山トメと鶴川とめ、病院で知合い夢の共同生活。愛と友情の熟年LOVEストーリー!」
って言われても、引くもんねこれじゃぁ。もう先がない、つーか、夢もへったくれもありゃしない。

そんな「NANA」が今度映画化されるのだ、しかも実写化!


■奈々→宮崎あおい  ■ナナ→中島美嘉

これねー、中島美嘉の方は劇場の予告とか写真とか見たけど、かなりありだと思う。
宮崎あおいの方も中島には及ばないものの、鈍感そうで純な雰囲気はあるからいいかもね。


↑雰囲気としては超似てるし、いいんじゃない。

問題は断然に男どもやね。松田龍平 、成宮寛貴、松山ケンイチ、玉山鉄二、それぞれカッコいいし、今の若手では良いほうだと思うが、全員「小僧感」「軽い感」がぬぐい切れない。

しかも監督が妻夫木くん他、超豪華なキャストで超駄作を作った「約三十の嘘」の監督だしね。
多分、原作ファンは100人中95人が実写の映画化反対なんじゃないかなぁ。
ちなみに、私はちょい期待派。(その殆どが中島さんへの期待。全体の90%以上)

そう言えばね、1年位前に原宿のBOOKOFFで、
「(店員に、かなり大きな声で)すいません、NANAの5巻だけないんだけど、無い?」
と、1人の男が尋ねてた。
私は内心で「男がでかい声でNANAの在庫確認するってすげーな」と思って、その男の方を見ると

↑だった。しかも、特に変装も無く、普通の私服に帽子姿。
そんな淳にますます好感が持てた。

オススメ度:★★★☆☆


「鋼の錬金術師 」 名作マンガのエッセンスを上手にテンコ盛りなのだ [マンガいろいろ]

「鋼の錬金術師 」
著作:荒川 弘
ガンガンコミックス:1~9巻

本編を前にちょっと一言。

皆さんはブログの記事を書くとき、管理画面から直接「新規作成→記事編集」に入力します?
私もそうするのですが、記事を書き終わって「保存」する前に、キーボードの誤操作や画像をアップロードしようとしてso-netのサーバーが回線混雑のためにPCがフリーズし、せっかく書いた記事が消えたり等の経験ありませんか?

何か私のPCの調子が非常に悪く、ここ最近よくするんです。
今日も記事書き終わって、別ウィンドウで画像を探してたら突然PCがフリーズしちゃって、記事がパアですわ。

「ざけんなよぉぉぉぉぉー!」と、机を叩いて1人憤慨しちゃいました。。。

で、本編のこと。

ヨーロッパを中心に信仰されてきた「錬金術」なるものを、少年向けのマンガに獲り入れるいう試みにまず関心した。

最愛の母を蘇らせる為に「錬金術」を使った兄弟、その代償として失った肉体と鋼の体、そして、失われた肉体を取り戻すべく「賢者の石」を捜し求める旅といった、「母を訪ねて三千里」や「コブラ」、「AKIRA」「ドラゴンボール」etc...

「錬金術」の摩訶不思議な世界観を、様々な名作マンガのエッセンスを上手に盛り込み、非常に分かり易いストーリー展開にしてる手腕は中々のものである。

今後の展開が楽しみな1冊である。

最初はもっと感想を書いたのだが、先に述べたように一回書いたのが消えちゃって、もうこれ以上は面倒くさいので、今日はこれにて。

オススメ度:★★★☆☆


「シガテラ」 携帯でアソコを撮影させてくれる彼女っているのかな? [マンガいろいろ]

「シガテラ」
作者:古谷実
講談社:1~4巻

「行け!稲中卓球部」でお馴染みの古谷先生の最新連作。

ごくごく平凡な男子高校生の青春を、作者独特のちょっとニヒルな視点で描き、笑いを交えながらも「人間の心の闇」をも上手く盛り込んだ意欲作。

にしても、主人公・荻野って、ホントにイケテないのに何であんなカワイイ彼女(ゆきちゃん)が出来る訳?

しかも、ゆきちゃんって何気に大胆で、昼間の公園で生チチを見せてくれたり、挙句の果てにはケータイでオ○ンコを撮影させてくれたり。。。

マンガとは言え、ちょっと羨ましすぎる、荻野め!!

でも、たまにいるよね、この手の凸凹カップルって。
女(逆に男の場合もあり)が超~カワイイのに、男が「はっ?ギャグ?それとも罰ゲーム?」みたいなカップル。
男女の世界は奥深い。

にしても、ケータイでオ○ンコを撮影させてくれる彼女って、どの位いるのかな?
「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングの「会場100人アンケート」で、誰か調べてくれないかなぁ。

オススメ度:★★★☆☆




「DEATH NOTE」 「悪魔」「殺人」「死」etc、ジャンプも変わったなぁ。 [マンガいろいろ]

「DEATH NOTE」
原作:大場 つぐみ、画:小畑 健
集英社・ジャンプコミックス:1~5巻

死神 リュークが人間界に落とした「DEATH NOTE」。このノートに名前を書き込まれた人間は死ぬ。。。そんな「DEATH NOTE」を拾った青年・夜神月が「キラ」と呼ばれながら、社会悪(凶悪犯罪者)を殺すのだが、彼の行動に待ったを掛かけるためライバル「L」が立ちあがり、壮絶な頭脳線を繰り広げる。

確かに、思ったよりは面白かった。
人間心理を主眼においたストーリー展開は、非常によく練りこまれていてホント感心した。

ただ、ちょっと残念なのが、連載誌が週刊ジャンプなので、どうしても作品の要所要所に子供っぽさが顕著に現れてしまい、読む気持ちが萎えてちゃう、拍子抜けしちゃう。

それこそ、ヤングジャンプなり、モーニング、アフタヌーン(と言えば、このマンガって超傑作「寄生獣」にどことなく似てるなぁ)等の青年誌で連載されていれば、もしかするとマンガ史上に残る傑作になる可能性はあったかも。。。

それよりもなによりも、「DEATH NOTE」(直訳:死のノート)「悪魔」「無差別殺人」「心理戦」etc...
こんなヘビーな内容が週刊ジャンプに連載されてるよなぁ。

古くは「キャプテン」では青春や友情に始まり、「筋肉マン」「ドラゴンボール」「ワンピース」では戦いや殺し合い的なことはあるにせよ、やはり作品の根底には友情や信頼、冒険心といったジャンプの基本ポリシー的な流れがあったのになぁ。
時代は変わった。。。

オススメ度:★★★☆☆


「舞姫<テレプシコーラ>」 バレエ、児童ポルノ、友情、DVなんでもあり [マンガいろいろ]

「舞姫<テレプシコーラ>」
著者:山岸涼子
メディアファクトリー:1~6巻(以下続完中)

舞姫(テレプシコーラ) 7 (7)

舞姫(テレプシコーラ) 7 (7)

  • 作者: 山岸 凉子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/03/23
  • メディア: コミック


ストーリーは、元バレリーナの篠原先生(母)と彼女の娘、練習熱心でエリート街道まっしぐらの姉・千花と一応主人公である妹・六花を中心にストーリーが展開される。

まあ、概要だけでは「何が面白いの?」と感じるでしょうが、このマンガの最強の面白所は、主人公・六花ちゃんの小学校の同級生・空美ちゃんの存在なのだ。

何が凄いって、空美ちゃんのキャラ設定が。

1.超“おブス”ちゃん(男にしか見えない)
2.だけど、背が高く、手足も長く、スタイルは超抜群
3.そして、超ネクラ
4.だから、学校では当然いじめられてる
5.さらに、家が超ビンボー
6.何故なら、父がアル中で無職
7.おまけに、DV(家庭内暴力)持ち
8.極め付けが、ビンボーで金がないので、母親が空美ちゃんを児童ポルノに斡旋してる
9.にもかかわらず、バレエに関しては超天才的な才能をもっている!

もうね、この設定だけでも、昼の連ドラなら高視聴率間違いないって感じでしょ。

もちろん、空美ちゃんはあくまで脇キャラの一人だし、山岸先生のマンガですから作品全体のトーンとしては、決して品行下劣になることはなく、ストーリーマンガとしてグイグイ読ませては行きます。

でもね、バレエの成長ストーリーが進行する中、要所要所に空美ちゃんが出てくるのよ。
絶妙のタイミングで。

母親に児童ポルノのビデオに無理やり出演させられるじゃない。
もちろん、空美ちゃんは抵抗する訳さ。
その抵抗する様がまた何とも悩ましく、悲しげで泣けてくるのよ。
お母さんはその横で、ギャラとして2~3万もらってウハウハしてるのに。。。

また別のタイミングでは、確かバレエシューズだか、衣装だかが欲しくて、でもビンボーで変えないもんだから、空美ちゃんはナント!自らポルノ撮影に出向くの。
しかも、バレエで鍛えた軟らかい体をクネクネしながらポーズとって。
でもギャラは大人にだまされて、8千円なのよ、8千円!(怒)

バレエマンガとしてもホントに面白いのだが、とにかく空美ちゃんをご覧頂きたいのである。
そして、不幸な空美ちゃんを応援して欲しいのです!!

オススメ度:★★★★☆(空美ちゃん単体なら、ダントツの★★★★★!)


「YAWARA」 感動、涙、また感動。 [マンガいろいろ]

「YAWARA」
著者:浦沢直樹
小学館文庫:1~19巻

このマンガこんなに面白かったけぇ~!?
もうね、スポーツ・マンガの傑作中の傑作だね、これは。

基本のストーリーは天才柔道少女である柔が、オリンピックでの金メダル&国民栄誉賞を目指して(別に本人は好んで目指してないところも、今までのスポーツマンガとは違うのね。)大活躍するんだけど、そんなことはさておいて、何が凄いって、各キャラクターがホントに良くできてんの。

祖父・滋悟郎を筆頭に、ライバルさやかさん、松田さん、風祭、ジョディ、三葉女子短大チーム、藤堂さん、そして富士子さんなどなど。
主人公の柔ちゃんより、逆にサブキャラの方が魅力満載だったりする。

特に素晴らしいのが、富士子さん。
YAWARA初登場時には、バレリーナの夢が破れ、かなり危なげな感じのキャラだったけど、その後柔道を始めてからの彼女のひたむきな頑張りに何回泣いたことか。

団体キャラでは三葉女子短大チームのマリリンと南田とのやりとりに大爆笑し、キョンキョンの頑張りに涙し、まさに作者の思う壺状態だった。

浦沢先生はこの作品を自分が望んで書いた訳ではない的な発言をしていたが(本人としては、「モンスター」「20世紀少年」とかがお望みのご様子)、マンガとしての面白さとしては、ホントほぼ完璧なんじゃないでしょうか。

まあ、しいて難をあげれば、アトランタオリンピック時の邦ちゃん誘拐事件の展開と、柔が柔道を辞める→再開→辞める→再開。。。が、ほぼ基本同じパターンで展開される。
このあたりは作者の望むところというよりも、人気連載につきものの、出版社の意向でしょう。(「ドラゴンボール」が好例)

マンガからアニメ、実写映画(浅香唯!主演。これはホント酷かった)と多岐にわたって展開したので、意外と最後までマンガを読みきったことがない人もいるかもしれないが、そんなあなたは絶対マンガを読みきってください。

ラストの柔と松田さんとの恋の行方では、もう号泣だから!!

オススメ度:★★★★★



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