SSブログ

桐野夏生の(ほぼ)全作品を一挙紹介!! [小説いろいろ]

読書の秋にふさわしい季節になったので、秋の夜長にピッタリの小説を紹介。

つらつらと好きな本を羅列するのも何なので、今日は私の大好きな桐野夏生さんの本を簡単なコメントとともに紹介したいと思います。

ちなみ、下記の紹介リストは私の好きな順番に並んでいます。

1.柔らかな頬

柔らかな頬 (上)

柔らかな頬 (上)

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫

私の個人的な感想としては、桐野作品のベスト1。

不倫相手の家族と共に旅行最中に、忽然と娘が行方不明となってしまった。。。
娘は誘拐されたのか?誰に?事件に巻き込まれたのか?何故に?それとも不倫の代償なのか?

読み始める前は、単なる誘拐ミステリーかと思ったが、とんでもない。
この本の核は主人公カスミを中心にした、人間の心の闇や葛藤への探求って感じだった。

とは言え、最後には「行方不明になった娘がどうなったのか?」と言う、謎解き(ミステリー)部分へも追求するのだが、またこのラストのオチがスゴイのなんのって、もうね「絶句!!」の一言。
この「絶句」モノのラストを巡っては、かなりの賛否両論を巻き起こし、このラストに納得行かない人には「何なんだよ、この本は!」と怒りの声が殺到していたけど、私的には最高のオチでした。

このラストのオチで、私が感じた「喪失感」「虚脱感」こそが、主人公カスミの「喪失感」「虚脱感」であり、私は長年本を読んできて、本の主人公の感情がここまで自分とシンクロしたのは、この本が始めての体験でした。

ホント、傑作中の傑作!!

オススメ度:★★★★★

2.グロテスク

グロテスク

グロテスク

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/06/27
  • メディア: 単行本

昼はエリートOL、夜は街角で体を売る娼婦。
すっかり有名な事件となった「東電OL殺人事件」をモチーフに、何故エリートOLが堕落した娼婦に身をを堕としたのか、その心の闇に肉薄する、これまた必見の1冊。

桐野夏生さんの作家としての奥深さと言うか、本質を知るには絶好の本でしょうね。
ここに出てくる女たちが、もうね全員嫌な女ばっかり。
「嗚呼。女ってスゴイ生き物なんだなぁ・・・」っと、読後、ちょっと女性に対する認識変わったもん。

参考までになんですが、実際に事件あった東電OLってホントにスゴイ人で、安いラブホのベッドでウンコやオシッコを巻きちらしたり、超満員の井の頭線の最終電車の中でコンビのおでんをガツガツ食べてたり、ちょっと常識では考えられない人物だったようです。。。

オススメ度:★★★★★

3.OUT

OUT 上  講談社文庫 き 32-3

OUT 上 講談社文庫 き 32-3

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 文庫

TVドラマ化&映画化されたので、桐野夏生の本で一番売れて、一番有名な作品。
深夜の弁当工場で働く主婦が、ひょんなことから殺人を起こし死体を解体、さらに、殺人解体をビジネスとしてヤクザとも絡んでいく、みたいな。

とにかく、この作品は窮屈な生活閉じ込められた4人の女が、殺人をきっかけにまさに「OUT!」していく姿が最高のカタルシスを与えてくれる。

オススメ度:★★★★★

4.残虐記

残虐記

残虐記

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/02/27
  • メディア: 単行本

これも、新潟で起きた女子児童誘拐監禁事件という、実在の事件にインスパイアされた作品。

もうね、この作品はとにかく出てくる人物たちにの「グロさ」に唖然とさせられるね。
誘拐された少女のあざとさとか、誘拐した男の汚さ、2人の監禁生活を覗き見してた隣の男。。。
読んでいてフィクションとは分かっていても、生理的にキモイくて「ウゲ」っとなってしまう。

オススメ度:★★★★☆

5.玉蘭

玉蘭

玉蘭

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/06/10
  • メディア: 文庫

桐野作品ではちょっと異色の作風かも。
仕事や恋に挫け上海へ留学する主人公とその元恋人、そして70年前の大叔父とその恋人。4人それぞれの視点で物語は進んでいくのだが、大叔父が幽霊となって現代の主人公の前にあわられるという、ちょっと不思議な構成をとっている作品です。

作者自身が「有子を好きになるか嫌いになるか、でこの小説の好みがはっきりした感がありますね。」と語っている様に、この主人公に感情移入できるか否かで、この作品への評価が変るかも。

オススメ度:★★★★☆

6.ファイアボール・ブルース

ファイアボール・ブルース

ファイアボール・ブルース

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 文庫

女子プロレス界で生きる女たちに焦点をあてて、そこで生きる女の生き様だったり、ちょっとしたミステリー風な事件が起きたりと、桐野作品としては割合地味な方なんだけど、私は好きですね。

まあ、私が小学生の頃から女子プロレス・ファンということもあるけど、女子プロの狭い世界をよくとらえてるし、神取忍を彷彿とさせるレスラーの描写なんかは最高にウマイ!

オススメ度:★★★★☆

7.天使に見捨てられた夜

天使に見捨てられた夜

天使に見捨てられた夜

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 文庫

ミロ・シリーズの第2弾。
この頃の桐野さんは所謂「ミステリー作家」として売り出して間もない頃なので、この作品もミステリーとしての体裁をとっています。
女性を主人公にしたハートボイル・ミステリーで、謎解き自体もかなり面白いし、ミロを取り巻く脇役たしも魅力的な人物ばかりで、「ミステリー小説」としてはかなり良い出来だと思う。

桐野さんの入門編としては、一番入りやすい作品なんじゃないでしょうかね。

オススメ度:★★★★☆

8.ダーク

ダーク

ダーク

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/10/29
  • メディア: 単行本

この作品ね、ある意味でどーしょーもない「駄作」でもあり、ある意味で「傑作」だと思う。
桐野夏生と言えば、江戸川乱歩賞受賞の「顔に降りかかる雨」に始める「ミロ・シリーズ」なのだが、そのミロ・シリーズの最新作でありながら、その圧倒的な「いっちゃった状態」に、私は読後に唖然とさせられたのは事実だね。

だって、今までのシリーズ中の登場人物がいきなり死んじゃったり、親友を騙し打ちにしたり、裏切ったりと、愛する人間の死によって自暴自棄気味になったとは言え、ミロはやりたい放題。
つーか、根本的に「ストーリーの辻褄性」とか、「ストーリー楽しませる」と言って、小説としての手法すらも破棄したのでは?と思える程のやりたい放題なのです。

とは言え、この「破天荒」ぶりが、いかりにも桐野夏生らしいし、「次に何が起こるか全く予想がつかない」ところに、私みたいなファンは惹かれるのだと思う。

なので、ちょっと初心者向けの本ではありませんし、シリーズものなので、「ミロ・シリーズ」を気に入った方は絶対に見るべきでしょうね。

オススメ度:★★★★☆

9.リアルワールド

リアルワールド

リアルワールド

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本

母殺しの少年とその少年に興味を抱き、本当の自分を発見し破滅へと向かう4人の少女の話。
4人の少女の内面と殺人を犯した少年の内面への切り込みは、「さすが桐野夏生」って感じではあるんだけど、まあ、ここ数年の仕事としては普通な仕上がりに感じるなぁ。
ちょっとね、どの人物の内面も紋切り型な感が否めないんだよね。

オススメ度:★★★☆☆

10.顔に降りかかる雨

顔に降りかかる雨

顔に降りかかる雨

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 文庫

ミロ・シリーズの第1弾。この作品で江戸川乱歩賞を受賞し、作家・桐野夏生が誕生するきっかけとなった輝かしいメジャー・デビュー作。

作品としては、乱歩賞ということもあり、「殺人事件にまつわる犯人探し」=「ミステリー」と言う枠組みを使ってはいますが、やはり、そこは桐野夏生。
この作品の魅力は何と言っても、主人公・村野ミロであることは間違いない。

私の桐野作品デビューもこの作品であり、すっかりミロの魅力にはまってしまったことから桐野作品を読破、現在に至っています。

「ダーク」では、とんでもない方向に行ってしまったミロですが、ミロ・シリーズの最新作が待ち遠しくてしかたありません!!

オススメ度:★★★☆☆

11.ファイアボール・ブルース2

ファイアボール・ブルース〈2〉

ファイアボール・ブルース〈2〉

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 文庫

「ファイアボール・ブルース」の続編。
前作は中途半端なミステリー仕立てではあったが、今作ではそういった仕掛けは一切なし。
桐野作品って、「泣ける!」とか、「感動!」って言うのが無いのだが、この作品は唯一それらが当てはまる作品になっている。
特に、中学&高校生時代に部活等でスポーツに青春をかけた人は絶対にはまりますね。

オススメ度:★★★☆☆

12.I'm sorry,mama.

アイムソーリー、ママ

アイムソーリー、ママ

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本

本の内容とは関係ないのですが、この本の装丁が大好きです。

で、内容てきには、はっきりいって意味が解らない。
つーか、「テーマ」とか「ストーリー」とか、そういった「小説」的なモノは無いと言っても過言じゃない
とにかく、主人公は勿論、出てくる人物が奇人変人ばっかり。

オススメ度:★★★☆☆

13.水の眠り 灰の夢

水の眠り 灰の夢

水の眠り 灰の夢

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 文庫

ミロ・シリーズの番外編的な作品。主人公ミロの父・村野善三の若き時代のお話。
ストーリーと言うか、小説としては非常に良く出来ていますが、所謂「桐野節」があまり感じられる、至ってオーソドックスな作風になってます。
まあ、そんな作品です。

オススメ度:★★★☆☆

14.ジオラマ

ジオラマ

ジオラマ

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 文庫

短編集。全編を通してつまらなくはないのだが、やはり桐野さんは長編でこそ作家としての真価が発揮されるので、短編集としての水準としては低くないと思うが、これと言って残るものはないなぁ

オススメ度:★★☆☆☆

15.ローズガーデン

ローズガーデン

ローズガーデン

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 文庫

こちらは、ミロ・シリーズの短編集。
「ジオラマ」と比べると短編集としてのテーマ的なまとまりはあるものの、ミロの青春時代とか、元恋人との話だとかが短編で綴られるので、長編のミロ・シリーズと比べるとテンションが下がる。

オススメ度:★★☆☆☆

16.錆びる心

錆びる心

錆びる心

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 文庫

これまた短編集。タイトル「錆びる心」でもわかる様に、人間の心の闇を切り取ったちょっと怖い感じの作品が集められているが、なんか微妙に作品集としてのまとまりが無いの。
バラエティに富んでると言えば聞こえがいいんだけど、どちらかと言うとばらばらって感じ。

桐野さんって、短編であっても長編的なアプローチを試みる作品が多いので、話がブッツリ尻切れトンボ風なのが多々見受けられる。

私の大好きな宮本輝さんの大傑作!「星々の悲しみ」を読むと、そのアプローチ差が非常に分りやすいかもしんないです。話がそれたけど、ホントにオススメです。

星々の悲しみ

星々の悲しみ

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 文庫

オススメ度:★★☆☆☆

17.光源

光源

光源

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/10/11
  • メディア: 文庫

多分、桐野さんの作品の中でも一番ヘンテコリンな作品。
映画制作に関わる人々の話なんだけど、一体、桐野さんは何を書きたかったのか?全く不明。
つまんないって訳ではないけど、決して面白くはないし、感動もなければ何も残らない・・・

オススメ度:★★☆☆☆

で、ホントはこれ以外に「魂萌え!」「アンボス・ムンドス」があるのですが未読です。

アンボス・ムンドス

アンボス・ムンドス

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/10/14
  • メディア: 単行本


魂萌え !

魂萌え !

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: 単行本

かなり長くなったので、「どれを読めば良いのか分らん!」という方には、

桐野入門編:「顔に降りかかる雨」「OUT」
桐野上級編:「グロテスク」「ダーク」「柔らかな頬」
ミステリー好き派:「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」「水の眠り 灰の夢」
読書は文学だ!派:「柔らかな頬」「グロテスク」
気軽に読書派:「ファイアボール・ブルース」「ジオラマ」
ドロドロ大好き派(昼ドラマ好きの方):「グロテスク」「残虐記」

って感じでしょうかね。

はぁ~、それにしてもこれだけレビューするのかなり疲れた。。。


nice!(7)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 7

コメント 12

arukakat

いよいよ本格的に読書記事ですね。
桐野さんは、「柔らかな頬」と「OUT」しか読んでいませんが、どちらも気に入っております。他の作品も読みたいんですけど、読みたいリストがものすごい量になっているのでナカナカ・・・。
「グロテスク」が気になります。
by arukakat (2005-10-14 21:03) 

くまくまちゃん

すごい、こんなに読んでいるんですね。お疲れさまです。くまは「OUT」しか読んだことがないです。これも怖かった。今度また挑戦してみます。
by くまくまちゃん (2005-10-15 10:42) 

tappei

20冊もレビューするとは素晴らしいです。
おいらなんぞは1冊の感想を書くのも青色吐息(?)状態です。
そんな役に立たない三文レビューはこちらからどうぞ!
http://blog.so-net.ne.jp/tappei/archive/c77887
by tappei (2005-10-15 11:39) 

kn

こんにちは そしてお疲れ様でしたっ
ピカチュウさんってホントにたくさん本を読まれているなぁと
あらためて感心・・・すばらしいっ!
(先日の本棚もスゴグキレイでした!)

桐野夏生を知ったのは「OUT」でしょうか
それからは本屋さんで名前をみる位で・・・ホント読んだことなくて
でもちょっと気になるなぁとは思っていたんですね

個人的に「柔らかい頬」と「グロテスク」を読んでみたい!
11月にはいれば周辺がちょっと落ち着いてくるので図書館へいこうかな

こんな企画 だいすきですっ!
またピカチュウさんのお時間のある時に是非お願いしますっ!!!
by kn (2005-10-15 11:57) 

うめの

一度に、こんなにたくさん本を紹介してしまうなんて・・・お疲れ様です。
すごく読み応えのある、読書記事です。最後のタイプ別のお薦め本紹介も、nice!です。 私は、異色の『玉蘭』の幻想的な雰囲気が好きですねー。こういうテイストの桐野作品を、また読んでみたいです。
by うめの (2005-10-15 14:42) 

aiaiai

読み応えアリ、なのに木目細かなレビュー、まずはおつかれさまでした。
しかも「うわ~~、どれから行こう。。」と不安になり始めたところでの最後の〆、
素晴らしいです!喜 早速明日
『顔にふりかかる雨』と『柔らかな頬』を見てみたいと思いますo(^-^)o
by aiaiai (2005-10-16 22:19) 

ピカチュウ

>arukakat さん
まだまだ、本格始動までにはいきませんが、徐々に進めていきます~。
「グロテスク」はホントにオススメなんですよ。
私も5~6人に貸し出しましたが、ほぼ好評でしたよ。

>くまくまちゃんさん
「OUT」がありであれば、他の作品も絶対に気に入りますよ。
「OUT」は映画版も結構面白いよ。

>tappeiさん
私の場合、レビューってほどのレベルではないのでね(苦笑)
まあ、駄文、雑文を着の身着のままに書き連ねるって感じで。

>knさん
女性には是非「グロテスク」を読んで欲しいですね。
もうね、ホントに嫌な女のオンパレードだから(苦笑)
必ずや「こんな女いたいた!」って思うと思いますよ~

>うめのさん
「玉蘭」って、かなり地味目な印象なんだけど、いいよね~
当時の風景描写とか非常に良く書き込まれてるしさ。

>aiaiaiさん
ちなみに、「顔にふりかかる雨」「OUT」なんかは、BOOKOFFの100円コーナーによく置いてありますよ。
まあ、100円なら失敗しても損した感ないし、是非に読んでみて。
by ピカチュウ (2005-10-17 18:39) 

くまくまちゃん

一度気に入るとしばらくその作家さんのほんばっかり読むので今度ちゃれんじしますよ!いまは「恩田陸さん」ですかね。
by くまくまちゃん (2005-10-18 19:23) 

papa007_

すごいレビューだぁ。。
ファイアボール・ブルースはよかったですねぇ。
現実の神取はおっちゃんだけど(笑)
タレントで立つのは神取、会場で客を掴むのは北斗がうわて。

グロテスクは、フィクションではあるんだけど、現実にそういうことが
起こったということを考えると、やっぱり大変な世の中だな、と思います。

実は、OUTが未読だったりして。
by papa007_ (2005-10-19 01:43) 

ピカチュウ

>くまちゃんくまちゃんさん
恩田陸さん、私も一時期読みましたね。
「六番目の小夜子」「球形の季節」「不安な童話」「木曜組曲」「ネバーランド」
などなど、「夜のピクニック」で大ブレイクする数年間の作品中心だけどね。

>papa007_さん
神取、ホントにオッサンだよなぁ~。
それにしも、神取と北斗、懐かしい。
北斗、すっかりタレントになっちゃったけどさ。。。
papa007_さんが「OUT」未読とは、それはいかんですな。
BOOKOFFへ直行せよ!!
by ピカチュウ (2005-10-20 00:06) 

地道にバス通

桐野さんの本はぜんぜん読んだことがないのですが、
読みたくなりました。
自分が一度読んだ本でも、内容を忘れてしまったり、
他の話と混同したりすることがある(作家さんには失礼な話ですが)ので、
ピカチュウさんが、こんなにたくさん読まれていて、なおかつひとつひとつに
感想をつけておられて、すごい!!って思いました。
是非、他の作家さんのも、こんなふうに紹介してもらえると
うれしいです。
by 地道にバス通 (2005-10-22 01:39) 

ピカチュウ

忘れてしまう作家や作品の方が大多数ですが、桐野さんはホントに好きな作家なので、かなり覚えてるんですよ。
でも、短編集はちょっと忘れ気味だけどんね。
また、近々にでも作家特集をしてみます~
by ピカチュウ (2005-10-23 21:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。